施工前(窓1)
築年数が古く、水平垂直方向が曲がっている窓の改修事例です。
写真に薄く映っているレーザー光線が水平垂直です。
水平方向の違い 一間(約180cm)で2cm垂直方向で
13ミリ程のくるいがあり、当然、既存サッシ(外窓)建具
(既存紙貼り障子)とも大変建付けが悪く、窓を閉めた
状態で大きく隙間があり、風の音などで悩まれていた
お客様の依頼で工事いたしました。
普通に窓交換を考えた場合、内装が和室(真壁式)の為、
鴨井、敷居、長押、など全て作り直しが必要で、又
外部も戸袋側(向かって右)が外壁に埋まっているなど
窓交換の為に大きな工事となります。
もちろん壁ごと作りなおす工事も提案いたしましたが
お客様のご負担も考慮し、窓交換(特殊工事)で対応
することにしました。
施行中
外窓は簡易カバ-工法で施工。
下地材の工夫で水平垂直に取付。
内窓用窓枠を水平垂直に取付。
(隙間はすべて埋めています。)
施行中(窓2)
施行中(窓1の下部分)
施工後(窓1)
製品仕様
外窓 YKKAP 3H-V単板硝子5ミリ
※既存サッシが雨戸枠一体型の為 枠
見込み寸法(サッシ枠の奥行の寸法)に
限定があるため。
納まり(簡易カバー工法)
内窓 YKKAP プラマードU 複層硝子
調整用窓枠
YKKAP ラフォレスタ造作材
※いろいろな部材の組み合わせで使用
しています。
施工後(窓2)
こちらの窓は外窓は既存のまま。
(水平垂直が窓1ほどクルイがないので。)
内観を同じにする為、同様に工事しました。
和室(真壁式)に洋間用の窓枠?と
賛否はあるとおもいますが、窓単体の工事
では他に良い方法がないと思います。
自然に日焼けした木肌とナチュラル色の材が良く合い、
違和感はほとんどありません。
お客様に大変ご満足していただけました。