既存のドアは長年ご使用されていましたap製ペトリシャン
ビル用枠(溶接止め納まり)のものでした。
今回の工事はテナント様のご都合により工期も急いでいたため、何とかカバー工法レベルで工事する事を考えた工法
になります。しかし納まり上の問題点として、片開きドア
(特に3尺間用)のカバー工法は間口が狭くなり、また選んで頂いている新規ドアがアパートドア2SD-Ⅱですので
カバー工法の設定はございません。高さ寸法h最大1919ミリなので既設2000ミリの内法には寸法が足りなく
むりがあります。
現場調査時に既設の断面形状が作図できるレベルで実測し
持ち帰り、図面上(CAD)でデーターを重ねて納まり
を確認しております。もちろん実際の不陸、不直も考慮。
新規ドア枠形状は木造半外付を最適な方法で納めるために
既存のドア枠を見込み(奥行)方向で半分ほどカットし
段形状を作り、新規ドア枠を取付る工法にしています。
外部額縁はドアリモ用です。高さの足りない事に関しては
曲げ物と汎用形材で対応しております。
既存のドア枠を丁寧にカットしていきます。
既設の固いモルタルがしっかり詰まっていることと、既存
溶接部分は残してあるため、強度上は全く問題ないと考え
ます。
既設ドア枠縦方向カット済の画像。
今回の工事は内装を一切絡めないため(内装をそのまま)
窓枠(木の部分は)そのままのこします。
普通に交換工事を考えると内外装含めた大きな工事に
なります。
工夫次第ではこんな工法もあります。ただし既設カット
の際多く粉塵がでる事が難点となります。集塵の方法
が課題となります。